上場企業から見る売掛金の注意点とは

上場企業などから見る「売掛金」の注意点

調査リサーチ会社の東京商工リサーチが調査した「2016年に不適切な会計・経理を開示した上場企業」は2008年の調査開始以来過去最多を記録したそうです。

【 売上債権(売掛金)の数値には注意すべき 】

賃借対照表に記載される売上債権は、まだ代金が未回収なものであるため異常なペースで膨らんでいる企業には注意しなければならない、とあります。

つまり売上債権の回転期間が長期化したり膨らみすぎた売上債権が回収不能になって倒産することが起こりうるということです。

一時は倒産の危機に揺らいだシャープですが買収後は債務超過を脱して営業利益も黒字化しました。
懸念として挙げられているのが売掛金が急増し回収サイトもおよそ40日から70日に伸びていることであると言われています。
シャープによれば長期融資を確保しファクタリングをやめたことで急増する結果になったと説明しています。

引用:営業利益の黒字化を実現した「シャープ」に未だ残る懸念とは?-HARBOR BUSINESS Onlineより

とは言うものの一概には「売上債権が伸びている=危険」とも「売上債権が減少している=安心」ではないとも記載されています。

【 上場企業でも事業転換などにより売上債権の増加 】

昨年末に「ツケ払い」という決済方法を導入して話題となったZOZOTOWN。

皆様はご存知ですか?

ゾゾタウンのツケ払い

顧客が商品を購入する際にツケ払いを選択することができ、到着した商品とは別に請求書が送付されて商品購入日から2ヶ月以内にコンビニや銀行などで支払うというものです。

商品が到着してからの支払いなので中身を確認してからの支払いができます。
また給料日前でもセールや期間限定商品のチャンスを逃さずに購入できます。

ZOZOTOWNを運営する株式会社スタートトゥデイはクレジットカードの利用に抵抗があったりクレジットカードを保有していない若年層の顧客にも利用しやすいサービスをと説明しています。

この「ツケ払い」サービスを開始したことにより売掛金は急増し四半期で倍増したとのこと。

この「ツケ」を多くの顧客が踏み倒すとZOZOTOWNも未回収金が膨れあがり大問題になりますが、そのリスクを債権回収代行会社のGMOが担っています。

ZOZOTOWNはGMOに手数料を支払って立替払いをしてもらうことによりキャッシュを確保しているのですね。
ZOZOTOWNはツケ払い開始により売掛金が増加しているもののGMOの決済サービス(GMO後払い)を活用することでキャッシュを確保できていることになります。

GMO後払いサービスはGMOペイメントサービスが販売店から注文毎に売買代金の債権譲渡を受けて顧客に請求書の発行と代金の回収を行うので3社間ファクタリングに似ています。

大手企業であっても売掛金をどのように活用するかで利益に大きな差が出るかもしれません。

売上債権(売掛金)の増減がどのような要因によるものなのかを押さえておくことが重要です。

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