横浜市のファクタリング事情
ファクタリングは横浜市の法人・個人事業主向けの融資に代わる資金調達方法です。
横浜市の法人・個人事業主が保有している売掛金をファクタリング会社に売却することで支払いサイトを待たずに資金調達できます。
ここで重要なことは融資ではなく売却による資金化なので「借入金」「負債」には該当しないという点です。
事業運営に使用している資産・負債でも貸借対照表には計上されません。
負債として計上されないのでバランスシートのスリム化や支払いサイトの長い売掛金を早期キャッシュ化することでキャッシュフローの改善に期待できます。
またファクタリングは銀行融資を受けられなかったり、今すぐ資金調達をしたい法人・個人事業主に最適な金融サービスです。
銀行融資を受けられなかった理由として「赤字決算」「債務超過」「税金滞納」などの財務状況事由が挙げられるかと思います。
しかしファクタリングは売掛先である取引先企業の信用度を重視する特徴があるため、このような状況下の法人・個人事業主でもファクタリングは利用できます。
「支払いサイトが長いためにキャッシュが不足し、銀行融資に頼りすぎて債務超過のような状況になってしまう。そして、いずれは融資も受けられなくなってしまう・・・」という悪循環をファクタリングを利用することで改善することができます。
売掛債権に関する問題解決方法
中小企業の銀行融資への依存度が高いと倒産リスクが上がってしまうことから近年では経済産業省も売掛債権を活用した資金調達を推奨しています。
2社間ファクタリングについて
ファクタリングによる売掛金の早期資金化はまだ浸透しきれていないという現状もあり取引先企業さまに承諾を得て実行する3社間ファクタリングでは信用度に影響が出るかもしれないという不安があります。
そのような横浜市の法人・個人事業主でも安心して利用できる取引が2社間ファクタリングです。
2社間ファクタリングなら売掛先企業には通知も承諾も不要でファクタリングを利用できます。
またファクタリングは売掛債権を譲渡して資金化するだけなので違法にはなりません。
民法466条で「債権は譲り渡すことができる」と明記されています。
※出典:民法466条
利用した後は売掛先企業からの入金を受けてファクタリング会社に売掛債権を決済することで取引は終わります。
2社間ファクタリングのメリット
- 売掛先企業に通知しないので信用に影響しない
- 売掛先企業の承諾が不要なので時間がかからない
- 融資と異なり担保や保証人は不要
- 負債にならないためバランスシートがスリム化できる
- ノンリコース契約なので不渡りや倒産のリスクを背負わなくて済む
2社間ファクタリングのデメリット
- 3社間ファクタリングより手数料が高い
2社間ファクタリングはどうしても手数料が高くなるので売掛先企業の承諾を得られるのであれば3社間ファクタリングを強く推奨します。
ファクタリングを利用する前に注意すべきこと
売掛先の信用度が重要
ファクタリングは法人・個人事業主が保有している売掛債権を売却することによって早期資金化する金融サービスです。
そして資金化するには融資と同じようにファクタリング会社の審査を受けなければなりません。
この審査の基準はファクタリング会社によって異なりますが、一般的に売掛先の信用度が重視されます。
それから新規売掛先より長年付き合いのある売掛先のほうが審査は有利に進みます。
また法人相手の売掛債権のみ売却でき個人相手の売掛債権は売却できません。
資金化したい金額以上の売掛債権があるか
ファクタリングは銀行融資以外の資金調達として多くの法人・個人事業主が利用しています。
なので融資を受けられなかった法人・個人事業主でも資金を調達できる可能性が高いです。
しかしファクタリングは売掛債権以上の金額を資金化することはできません。
もし1,000万円を資金化したいなら売掛債権も1,000万円以上必要です。
それからファクタリングは複数の売掛債権をまとめて売却することができます。
例えばA社に500万円、B社に300万円、C社に150万円の売掛債権がある場合は全て売却できます。
売掛債権の入金日が異なっても問題ありません。
それぞれの売掛債権が入金されたらファクタリング会社へ決済すれば大丈夫です。
横浜市の法人・個人事業主におすすめのファクタリング会社
インターネットによる電子契約や郵送契約、無料出張に対応しているファクタリング会社ばかりなので横浜市の法人・個人事業主でも気軽に利用できます。
※個人向けの給与ファクタリングには対応していません。
ジャパンファクター
買取限度額 | 30万円~1億円 |
手数料 | 1%~18% |
債権譲渡登記 | 原則留保 |
取引 | 2社間 3社間 |
契約 | ノンリコース契約 |
個人事業主 | 利用可能 |
備考 | 最短即日 電子契約 100%買取可能 土曜対応可能 |
JTC
買取限度額 | 100万円~ |
手数料 | 2%~ |
債権譲渡登記 | 留保可能 |
取引 | 2社間 3社間 |
契約 | ノンリコース契約 |
個人事業主 | 不可 |
備考 | 年商7,000万円以上 最短1日 リピート率98.3% 土日対応可能 |
浜銀ファイナンス
買取限度額 | 不明 |
手数料 | 不明 |
債権譲渡登記 | 必須 |
取引 | 2社間 |
個人事業主 | 不可 |
備考 | 横浜銀行グループ 最も安心できる 審査は厳しい |
日本全国のファクタリング会社
ビートレーディング | |
![]() ![]() | 〇個人事業主 〇2社間ファクタリング |
ビートレーディングは東京・大阪・福岡・横浜市に事務所を構えるファクタリング会社です。 見積りや審査は非対面ですが契約は来社もしくは訪問になります。 またビートレーディングなら個人事業主に対する売掛債権も売却可能です。 |
アンカーガーディアン | |
![]() ![]() | 〇西日本のみ 〇個人事業主 〇2社間ファクタリング △債権譲渡登記 |
アンカーガーディアンは福岡のファクタリング会社で関西から九州までの西日本地方限定です。 メール・FAX・郵送契約も可能で対面契約と遜色ない安心と充実のサポートを提供しています。 また個人事業主も利用可能です。 |
ファクタリングにおける注意点
ファクタリングは融資よりも簡単に素早く売掛債権を資金化できるサービスですが利用する際の注意点があるので紹介します。
ファクタリングに申し込む際に虚偽申告する
ファクタリングを契約するにはヒヤリングをしたり審査を受けることになります。
契約に不利になりそうだからと虚偽の申告をすると当たり前ですがファクタリングは利用できません。
例えば「過去に売掛先からの入金は遅れたことが無い」「債権譲渡登記はされていません」などです。
ファクタリングを利用する際に必要な書類には売掛先からの入金がわかる書類・通帳の写しがあるので虚偽の申告をしてもすぐに発覚します。
また債権譲渡登記をされたかどうかも法務局に問い合わせればすぐに確認できるし契約時に必要な概要記録事項証明書(債権譲渡登記が確認できる書類)にも記載されています。
それからより多くの資金を手にするためにと”請求額を水増しする”なども絶対に止めてください。有印私文書偽造の罪になります。
どうしても資金調達をしたい気持ちは理解できますが契約書・発注書・請求書などは絶対に偽造してはいけません。
売掛債権の二重譲渡
二重譲渡とはファクタリング会社Aに売掛債権を売却したあとにファクタリング会社Bにも売掛債権を売却することです。
二重譲渡も詐欺罪になります。
売掛債権をファクタリング会社に決済しない
2社間ファクタリングの入金の流れは下記の通りです。
STEP.2で売掛先から売掛債権を入金されたら速やかにファクタリング会社に決済する必要があります。
もし入金せずに決済日を過ぎると最悪の場合は横領罪に問われるかもしれません。
絶対に忘れてはいけないことは”ファクタリングは借入ではなく売買による債権譲渡”ということです。
売却した売掛債権はファクタリング会社の資産になるので、その売掛債権を決済しないのは業務上横領になり刑事事件になります。
横浜市で資金調達するならファクタリングまとめ
ファクタリングはつなぎ資金として最適で銀行融資では絶対に勝てない”速さ”があります。
しかし手数料は安いとは言い難いので利用する際には法人・個人事業主それぞれの状況に合わせたファクタリング会社選びが大切です。