ファクタリング 業種
ファクタリング資金調達に向いている業種
ファクタリングでの資金調達に向いているのはどういった業種になるのでしょうか。
ファクタリングは売掛金を早期資金化することで可能になる資金調達方法なので、売掛金(売掛債権)が発生する業種になってきます。
その中でも、支払いサイトが長い売掛金を保有する企業さまに向いているのではないでしょうか。
特に、建設・工事請負業の下請企業さまは2~6か月先にしか入金がなかったり、元請企業の倒産により黒字倒産、共倒れしてしまうことが多いと聞きます。
そもそも手形取引が多かった日本で、ゼネコンや大手元請企業が手形を発行しなくなってきたことから、ファクタリングが近年推進されるようになってきたのです。
他にも製造業や卸売業、運送業などの企業さまもファクタリングを導入しているようです。
診療報酬債権やクレジットカード債権といった種類のファクタリングも利用できることから、多様な業種の企業さまがファクタリングによる資金調達が可能になります。
ファクタリング会社を選ぶ
広い範囲の業種において銀行融資以外の資金調達方法としてファクタリングは活用できるわけですが、ファクタリング会社を選択する際には注意が必要になります。
信頼できるか、実績があるか、手数料の安さなどの点もそうですが、まずは利用したいファクタリング取引を扱っているファクタリング会社を探さなければなりません。
利用したいファクタリング取引内容は企業さまの状況によって異なってくるでしょう。
✓ 来社必須は負担だ、近隣か出張・郵送対応してくれるところを希望 ✓ 取引先企業には秘密にしてほしい ✓ 調達希望額は800万 |
という条件で探したとして、
〇 出張・郵送対応可能! 〇 取引先企業に通知しない2社間ファクタリングOK! × 調達可能上限額は500万まで |
という契約条件のあるファクタリング会社では、3つ目の条件がクリアできていないため資金調達はうまくいかないという結果になります。
上限が500万までというファクタリング会社はほとんど見かけませんが、即日ファクタリング契約や初回の契約の場合にはこのように上限額が低く設定されることがあります。初めてファクタリングを利用する場合には、初回契約でいくらまで資金調達が可能か問い合わせてみることをおすすめします。
また、上記の条件をすべてクリアしているファクタリング会社が建設関連業のみとするなど業種を絞っている運営をしていれば、こちらもまた実行できないということになりますね。
まずはHPなどを参考に確認して、企業さまの条件を満たすファクタリング会社を見つけましょう。
業種について明記されていなかったり、はっきりわからない場合はファクタリング会社に問い合わせてみれば、必ず業種は確認されますので、すぐに対応可かわかると思われます。
複数の条件のうち、1つだけがクリアできないという場合でも案外問い合わせをしてみれば、柔軟に対応してもらえることもあるようです。